ボーイスカウト世界大会で感染症か 山口8月18日 16時39分
今月、山口市で開かれたボーイスカウトの世界大会に参加していた海外の若者が帰国後に相次いで発熱などの症状を訴え、「髄膜炎菌感染症」と診断されたことが分かりました。厚生労働省は今後、国内で感染が広がる可能性は低いとみていますが、参加者に対して体調に変化がある場合は念のため、医療機関を受診するよう呼びかけることにしています。
厚生労働省によりますと、先月28日から今月8日まで山口市内で開催されたボーイスカウトの世界大会に参加していたスコットランドの10代の男女3人が、帰国後に相次いで頭痛や発熱を訴え、「髄膜炎菌感染症」と診断されたということです。
スウェーデンからの参加者も同じような症状が出たとみられています。
「髄膜炎菌」は感染しても多くの場合、症状は出ませんが、発症すると発熱や頭痛、意識障害などが出て、まれに死亡することがあります。今回発症した3人は日本に滞在中に感染したとみられ、今は抗生物質が投与され容体は安定しているということです。
「髄膜炎菌」は潜伏期間が2日から10日程度で、厚生労働省は今後、国内の参加者が発症する可能性は低いとみていますが、19日にも参加したすべての国と地域、国内の自治体に情報を伝え、参加者の体調に変化がある場合は念のため、医療機関を受診するよう呼びかけることにしています。
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